蓄光石とは|夜を彩る光る舗装「蓄光石樹脂舗装」

蓄光石とは

蓄光石とは、太陽光や照明の光(特に紫外線)を吸収し、暗くなるとやさしく発光する人工石です。
物理学的には「燐光(りんこう)」と呼ばれる現象で、日本では古くから「蓄光」という言葉が使われてきました。

蓄光石は初期輝度が高く、残光時間が非常に長いのが特長で、半永久的に蓄光と発光を繰り返します。
淡いグリーンやブルーの光は、人の心を落ち着かせる癒しの効果があり、夜の景観の演出に最適です。

蓄光石樹脂舗装施工 明石海峡大橋 淡路サービスエリア 蓄光石樹脂舗装施工 明石海峡大橋 淡路サービスエリア

当社が推奨する「セラミックス製蓄光石」

蓄光石にはいくつかの種類がありますが、当社が推奨しているのはセラミックス製蓄光石です。

蓄光石の主な種類

1.セラミックス製蓄光石(推奨)
   ・建設、舗装レベルの高い耐久性
   ・屋外使用に適応
   ・初期輝度、残光性ともに優秀

2.樹脂製蓄光石
   ・樹脂が劣化しやすく、舗装用途には不向き

3.ガラス製蓄光石
   ・塗膜が剥がれやすく、主に鑑賞用

セラミックス製蓄光石は、セラミックスに蓄光顔料を高温焼成で焼き付けており、粉砕し骨材として使用しても発光性能を維持します。         

蓄光石樹脂舗装施工 大垣市役所 蓄光石樹脂舗装施工 
蓄光石樹脂舗装施工 東京タワー 蓄光石樹脂舗装施工 福岡タワー

蓄光石樹脂舗装とは

蓄光石樹脂舗装とは、自然石・ガラスなどの骨材に蓄光石を混合し、透明樹脂で練り合わせて施工する舗装工法です。

・仕上げ厚:約10㎜
・下地  :コンクリート、アスファルト対応
・テラゾー、人造研ぎ出しへの応用も可能

昼間は自然石の美しい景観、夜は幻想的に輝く「光る舗装」として、歩道、公園、展望台、エントランスなどで高い評価を得ています。

蓄光石が美しく輝く3つの条件

1.光を蓄えるための光源(UVライト)

蓄光石は光を蓄えることで発光します。
UVライト(紫外線)による照射が最も効果的です。

2.適度な暗さ

周囲が明るすぎると、発光していても人の目には見えません。
夜景が美しく見える程度の薄暗さが理想的です。

3.周囲照明への配慮

街灯や店舗照明が近すぎると、発光効果が半減します。
計画段階で夜間環境を確認することが重要です。

まわりが明るく不向きな場所 このような近くのお店からの照明や、街灯がある場合はご注意下さい。
蓄光石の輝きが半減されたり、人の目には光って見えない場合があります。
(*まわりが明るく不向きな場所)

蓄光石を使った施工例

ムーミンバレーパーク蓄光石樹脂舗装 施工 ムーミンバレーパーク蓄光石樹脂舗装 施工

蓄光とは

太陽光や人工照明の光を吸収し、暗所で発光する現象を「蓄光」といいます。
見た目には光をためて放っているように見えるため、日本では「蓄光」という言葉(*1)が定着しました。

*1 この語は、昭和初期に日本夜光塗料製造所の説明書にも登場しています。

蓄光の歴史

1764年、貝を原料に人工の蓄光性物質ができることを、イギリスのカントン(J.Canton)が牡蛎殻と硫黄を混ぜて焼き、青白く光る蓄光性物質ができたことを発表しました。

1866年、フランスのシドー(T.Sidot)は、銅を含む閃亜鉛鉱から蓄光する物質ができたことを発表しました。

その後ドイツのレナード(P.Lenard)によって、ノーベル賞受賞(1903年)の対象となった一連の硫化物蛍光体研究の中で硫化亜鉛蛍光体として解明され、やがてその硫化亜鉛系蛍光体は、硫化カルシウム系蛍光体よりも明るく発光することから実用価値が認められ、20世紀に入り、蓄光材料の主流となりドイツで工業生産が始まりました。

日本における蓄光材料は、1924年ドイツから輸入して販売を始めたが、日本夜光塗料製造所を設立し、国産化に成功したのは1934年であります。

大日本塗料(株)において、日本海軍の特命で潜水艦用の蓄光材料が生産されました。

UVライトについて(安全性と選び方)

蓄光石を効果的に発光させるには、ピーク波長365nmのUV-Aライトを推奨しています。
・UV-A(315~380nm):比較的安全、演出向け
・UV-B/UV-C:人体への影響があり不適
日本国内設計、製造でPSE適合製品を選ぶことが、安全性と品質の面で重要です。

蓄光石


グリーン5~13mm

グリーン5mm内外

ブルー5~13mm

ブルー5mm内外

天然石の黒を使用した施工事例

蓄光石 福岡タワー
昼間の景観
福岡タワー 蓄光石
夜の景観

リサイクルガラス蓄光石樹脂舗装

リサイクルガラスは、廃ガラス瓶などを再加工した環境配慮型素材です。
エッジレス加工により、安先生も確保されています。
・リサイクルガラス+蓄光石
・リサイクルガラス+陶磁器リサイクル材+蓄光石
美観にも効果的でSDGsにも貢献します。

リサイクルガラスを使用した施工事例 

蓄光石樹脂舗装
リサイクルガラスとセラミックス半々の配合
蓄光石樹脂舗装
リサイクルガラスとリサイクル陶器を使用

オリジナル蓄光石デザイン施工

オーダーメイドで、ハート・足跡・ロゴ・キャラクターなどの蓄光石アイテム製作が可能です。
・お宝探し感覚の演出
・子ども向け施設、テーマパークに最適

主な施工実績

・東京タワー
・淡路サービスエリア(明石海峡大橋)
・ムーミンバレーパーク
・福岡タワー
・大垣市役所ほか全国多数

 

ムーミンバレーパーク 蓄光石
光る小径
ムーミンバレーパーク 蓄光石
光る小径
みんなの足あと 蓄光石
蓄光石アイテム みんなの足跡
 

蓄光石樹脂舗装の特長

1.幻想的な光る小径を演出

  夜間にやさしく光り非日常的な景観を演出します。

2.高耐久・高耐候性

  雨風、紫外線に強く、屋外使用に適しています。

3.避難誘導としても有効

  停電時の避難経路標示として、安全性向上の貢献します。

全国対応 | 蓄光石施工はプロにお任せください

当社は北海道から九州まで、蓄光石樹脂舗装の全国施工実績があります。
発光効果が十分に得られないと判断した場合は、事前に正直にお伝えすることを大切にしています。

美しさと安全性、そして長期的な満足を第一に、最適なご提案をいたします。
お気軽にご相談ください。

*蓄光石を使った施工事例はこちら