滑りやすいウレタン性の塗り床のリニューアル工事。滑り止め効果がある床に生まれ変わりました。

今回はウレタン性の塗り床の駐車場をリニューアルしました。
劣化もあり、部分的に剥がれているところも多くありました。
つるつるとした表面で、雨が降ると滑りやすいという問題もありました。

ステンシル目地
(施工前)
ステンシル目地
(施工前)

ほかにも今にも剥がれそうなところも多くあり、表面を削り落としてから仕上げることにしました。
まずは塗り床を剥がす作業から始めます。
簡単に剥がせる部分は手作業で、また機械も併用して進めていきます。

ステンシル目地
(塗床を剥がしています。)
ステンシル目地
(塗床を剝がしています。)

塗り床を剥がしていくと下地のコンクリートの表面が出てきました。

ステンシル目地
(下地のコンクリート)
塗床剥がし
(下地のコンクリート)

これまでは見えなかった下地のコンクリートも塗り床を剥がすことで見えてきました。
部分的に劣化していたり、コンクリートを増す打ちしたり、セメント成分がなくなりパサパサの状態だったりと
痛んでいました。

コンクリートの劣化
(劣化したコンクリートを除去)
ステンシル目地
(劣化したコンクリートを除去)

劣化している部分のコンクリートを除去しました。
悪い部分を残しても、仕上がってから不具合が生じてしまいます。
その部分には新しくコンクリートを打設、コンクリートが打てない厚さの少ない部分にはモルタル、ひび割れ箇所には樹脂を注入と適材適所にあった材料を使い分けて下地処理を施しました。

ステンシル目地
(プライマー塗布)
コンクリート劣化
(プライマー塗布)

下地処理を施し、プライマーの塗布から仕上げの工事へと進めていきます。
プライマーを塗布して目地材を敷き込み、吹付け作業を行います。

ステンシル目地
(ステンシル目地敷き込み)

ステンシル目地
(ステンシル目地の敷き込み)

目地材を敷き込み、養生を行い、吹き付け作業を進めていきます。

ステンシル目地
(吹付後)
ステンシル目地(吹付後)

1回、2回の吹き付け後、十分に乾燥するよう時間をおきます。

ステンシル目地
(目地材の除去)

ステンシル目地(目地材の除去)

ステンシル目地材を除去、清掃後に最後のトップコートを塗布して作業は完了です。

ステンシ目地
(Before)

ステンシル目地(After)

長い年月が経ちますとコンクリートの劣化もすすみ激しく傷んできます。
古いコンクリートを斫り飛ばして新しくやり替えることができるのであれば、一番よいのですが、
場所柄、騒音、日程、諸条件等々のこともあり、新しくコンクリートを全面打ち直すことができないのが現状です。
今あるものを再利用するリニューアル工法であるモデリング舗装です。
数年後も部分的な補修も可能です。
トップコートを塗布して表面を保護していますが、紫外線等の影響でいずれはトップコートが傷んできます。
その前にメンテナンスをすることで耐用年数が伸びます。
その時に悪くなった部分を直し、トップコートを塗布することで、輝きが戻ってきます。
数年経過してからメンテナンスを行いますが、それまでの日々の手入れはホームセンターでも購入できる高圧洗浄機で表面の汚れを洗い流して下さい。

ステンシル目地
(施工後)
ステンシル目地(施工後)

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