腐らない枕木を駐車場に|コンクリートで本物の木を再現したスタンプコンクリート施工
枕木を使ったおしゃれな駐車場にしたい。
でも、本物の木は腐るのが心配・・・
そんな問題を解決する方法のひとつが、コンクリートで枕木の木目や質感を再現するスタンプコンクリートです。
今回は、生コンクリートを使用して、まるで本物の枕木を敷き並べたような駐車場を施工しました。
本物の木製枕木は自然な風合いが魅力ですが、屋外では雨や湿気などの影響を受け、長期間使用していると腐食や劣化が進むことがあります。
腐ってしまう枕木の問題を解消するため、コンクリートで枕木を再現した床を施工しました。
特に駐車場では、
・枕木が腐らないか
・車の重量に耐えられるか
・タイヤが乗っても痛みにくいか
・長期間きれいな状態を維持できるか
といった点も重要です。
そこで今回は、木を使用せず、コンクリートそのものに枕木の木目・形・色合いを再現する方法で施工しました。
腐らない「コンクリート製枕木」という選択
今回の施工は、既製品のコンクリート枕木を並べる方法ではありません。
現場で生コンクリートを打設し、コンクリートが硬化する前に専用の型を押し付けて模様をつけるスタンプコンクリート工法です。
木目模様や着色を組み合わせることで、コンクリートでありながら本物の枕木を敷き並べたような床をつくることができます。
最大の特徴は、木でないため腐食しないこと。
さらにコンクリートを使用するため、適切な下地、厚み、配筋、コンクリート強度などの設計行うことで、駐車場のような車両が乗入れる場所にも対応できます。
枕木デザインのスタンプコンクリート施工方法
1.生コンクリート打設
![]() (生コンクリート打設) |
まずは、ミキサー車で運ばれてきた生コンクリートを打設します。
駐車場を施工する際には重要になるのが、水勾配です。
屋外の床に水が溜まってしまわないよう、排水方向を考えながら適切な勾配を設けてコンクリートを施工します。
また、コンクリート内部に大きな空隙が残ったり、ジャンカや巣穴などが発生したりしないよう、締め固めながら施工していきます。
スタンプコンクリートは表面の模様だけでなく、その土台となるコンクリートを適切に施工することが大切です。
2.ハードナーを散布して表面を強化
![]() (生コンクリート打設) |
コンクリートを打設した後は、表面にハードナーを散布します。
ハードナーはカラーセメントと耐摩耗性の無機硬質骨材などを配合した材料で、スタンプコンクリートの色を付けるとともに、表面を強化する役割があります。
駐車場は人が歩くだけではなく、自動車のタイヤが繰り返し通る場所です。
そのため、デザインだけでなく床としての耐久性を考えた施工が重要になります。
3.木目模様を型押しして枕木を再現
![]() (枕木模様の型押し完了) |
続いて、コンクリートが硬化するタイミングを見ながら、木目調の専用スタンプマットを使用して型押しを行います。
単純に線を描いて枕木に見せるのではありません。
木目や表面の凹凸までコンクリートに転写することで、本物の木材に近い立体感をつくります。
型押しが完了すると、コンクリートだった床に一本一本の枕木を敷き並べたような模様が現れます。
この状態でコンクリートを硬化させます。
4.着色・削り・塗り足しで本物の木に近づける
![]() (枕木模様が現れた状態) |
コンクリートが硬化したら、さらに細かな仕上げ作業を行います。
ここが、自然な枕木に見せるための重要な工程です。
木材は全面がまったく同じ色ではありません。
そこで、
・部分的に色を加える
・濃淡を調整する
・必要な部分を塗り足す
・表面を削って表情をつくる
など、職人が一つひとつ調整します。
単色のコンクリートではなく、木材特有の色ムラや経年変化のような表情を加えることで、より本物の枕木に近い質感へ仕上げていきます。
腐らない枕木デザインの駐車場が完成
最後に型枠を外して施工完了です。
コンクリート製の枕木は
・腐らない
・耐久性が高い
・車の載り入れが可能
という特徴があり、駐車場やアプローチにも安心して使用できます。
このようにして、枕木を敷き並べたデザインの駐車場の床(スタンプコンクリート)が完成しました。
![]() (施工後) |





