木製カウンターにモールテックス施工|合板・ベニヤのキッチン天板をモルタル調に仕上げる施工事例
店舗の木製カウンターキッチンをモールテックスで仕上げた施工事例をご紹介します。
今回の下地は合板(ベニヤ)です。
モールテックスは、コンクリートやモルタルだけでなく、適切な下地処理を行うことで木下地にも施工できるため、キッチン天板・カウンター・洗面台・家具などのリノベーションにも活用できます。
今回は、木下地特有の「アク」と「継ぎ目部分のひび割れ」に注意しながら下地処理を行い、茶系のモルタル調カウンターに仕上げました。
モールテックス施工前|合板でつくられた木製カウンター
![]() (施工前) |
今回は、この合板(ベニヤ)で作られたカウンターの上にモールテックスを施工していきます。
木下地へ施工する場合、いきなり仕上げ材を塗るのではなく、下地の状態に合わせた処理を行うことが重要です。
特に今回注意をしたのが、
・木材から出るアク
・合板の継ぎ目
・下地の動きによるひび割れ
です。
仕上がった直後だけでなく、その後もできるだけきれいな状態を維持できるよう、下地から施工していきます。
木下地にアク止めシーラーを塗布
![]() (アク止めシーラー塗布) |
(アク止めシーラー塗布) |
まず、合板表面にアク止めシーラーを塗布します。
木材にはアクやヤニなどが含まれており、下地処理を行わずにモルタル系の材料を施工すると、仕上げ面にシミのような変色が現れる場合があります。
そのため、アク止めシーラーを塗布して下地を処理し、木材からのアクが仕上げ面へ影響するのを抑えます。
木製カウンターやベニヤ・合板への施工では、完成すると見えなくなる下地処理が非常に重要です。
合板の継ぎ目にメッシュを貼り、ひび割れ対策
(メッシュ貼りこみ) |
アク止め処理の後、合板の継ぎ目部分にメッシュを樹脂パテで貼りこみます。
木下地は温度や湿度などの影響によってわずかに動くことがあります。
特に材料の継ぎ目部分は、その動きの影響を受けやすい場所です。
そこで今回は、継ぎ目部分にメッシュを貼りこみ、仕上げ面へのひび割れの影響を抑えるための下地処理を行いました。
プライマーを塗布してモールテックスの下地をつくる
![]() (プライマー塗布) |
メッシュを貼り込んだ部分を十分に乾燥させてから、プライマーを塗布します。
プライマーは、下地とその上に施工する材料との接着性を高めるための重要な工程です。
下地処理が不十分な状態で仕上げを行うと、剥離やひび割れなどの原因になる場合があります。
そのため塗り壁創造館では、仕上がると見えなくなる下地の工程も大切にしています。
モールテックスを2回塗りで仕上げます
![]() (塗付け) |
![]() (塗付け) |
プライマーを十分に乾燥させた後、モールテックスを塗り付けていきます。
鏝を使って一つひとつ手作業で塗付けるため、一般的な既製品の天板とは違った、モルタルならではの表情をつくることができます。
均一すぎない鏝の表情や色の濃淡も、モールテックスの魅力の一つです。
塗り付け完了後は、十分に乾燥させます。
乾燥後に表面を丁寧に研磨
![]() (乾燥後) |
十分に乾燥していることを確認してから表面を研磨します。
研磨機を使用し、表面の状態を確認しながら丁寧に研磨していきます。
強く研磨しすぎても、早い段階で研磨しても、思い通りの表情になりません。
材料の乾燥状態を確認しながら、研磨機を調整して仕上げていきます。
研磨することで、塗り付けたモルタルの濃淡や鏝の表情が現れ、独特の風合いになります。
仕上げ方によっては、研磨を抑えて濃い茶系の表情を残すこともできます。
茶系モールテックスのキッチンカウンターが完成
![]() (施工後) |
今回は茶系のカラーで仕上げました。
木製だったカウンターが、落ち着いたモルタル調の質感を持つキッチンカウンターへと生まれ変わりました。
モールテックスにはさまざまなカラーがあり、店舗や住宅の内装、家具、床材などどの組み合わせを考えながら色を選ぶことができます。
グレー系のモルタル・コンクリート調だけでなく、今回のような茶系など、空間のデザインに合わせた仕上げが可能です。
![]() (施工後) |
![]() (施工後) |
モールテックスはキッチン天板以外にも施工できます
モールテックスはカウンターだけに使用する材料ではありません。
適切な下地処理や施工方法を選ぶことで、
・キッチンカウンター、キッチン天板
・洗面台、洗面カウンター
・テーブル、家具
・店舗カウンター
・壁面
・造作家具
・既存家具のリノベーション
など、さまざまな場所への施工を検討できます。
「既存のカウンターを壊さずに雰囲気を変えたい」
「木製天板をモルタル調にしたい」
「店舗にオリジナルのカウンターをつくりたい」
といった場合にも、モールテックスを使った仕上げは選択肢の一つです。
木製カウンターへのモールテックス施工で大切なこと
木下地への施工では、仕上げ材を塗る技術だけでなく、下地の材質や状態を確認することが重要です。
今回の施工では、
①合板の状態確認
↓
②アク止めシーラー塗布
↓
③継ぎ目へのメッシュ貼りこみ
↓
④十分な乾燥
↓
⑤プライマー塗布
↓
⑥モールテックス塗付け
↓
⑦乾燥
↓
⑧研磨・仕上げ
という流れで施工しました。
特に木下地は、コンクリートやモルタル下地とは性質が異なります。
木下地をつくる際には、合板の継ぎ目を極力少なくしてもらい、ボンドで固定し、ビス止めをしっかりとして動かない下地をつくるように設計していただいております。
そのため、下地の状態や使用環境を確認したうえで、それぞれに適した施工方法を選ぶことが大切です。
古くなったカウンターや家具のリノベーションにも
新しくカウンターを製作するだけでなく、既存のカウンターや家具を活用して表面をリノベーションする方法もあります。
「古くなったから全部取り替える」のではなく、既存のものを活かしながら、新しいデザインへ生まれ変わらせることができるのも塗り仕上げの魅力です。
塗り壁創造館では、モールテックスをはじめ、モルタル、研ぎ出し、テラゾーなど、鏝を使ったさまざまな特殊仕上げを行っています。
住宅・店舗のキッチンカウンター、洗面台、テーブル、家具などへの施工をご検討の場合は、お気軽にお問い合わせください。










